みんな大好きで愛用しているボストンですが、つま先が覆われたクロッグタイプのため、どうしても真夏には蒸れます。
しかし、見た目も履き心地もちょうどいいので、年中使いたいのが本音。
今回は蒸れる真夏も何とか履き続けたいボストンについてのお話です。
ビルケンシュトック ボストンで蒸れる夏も乗り切り年中使い続けたい
ボストンのアッパーはたくさんの素材や種類が今までラインナップされてきました。
1978年の発売以来ベストセラーとなっている日本での定番物、いわゆるドイツカタログモデルは、ナチュラルレザーの「ブラック」「ブルー」「ダークブラウン」、スエードの「モカ」「ミンク」「トープ」です。
その中でも年中使うとしたら、夏の直射日光の影響を受けにくいカラーで、通気性の比較的良好な素材から選ぶのが妥当です。
結論から言うと、「スエード・トープ」が最適だと思います。
ボストンを愛用するメリット
スリッポンタイプは履きやすくて便利
出かける時にサッと履けるスリッポンタイプは、履く時の煩わしさがなく便利なところがいいですよね。
つま先の空いたサンダルと違って品良くまとまるので、いろんなコーデしやすく出番が多くなります。
ゆったりフィットで履き手を選ばない
見た目のポテッとした印象の通りにゆったりしたフィット感が、ボストン最大の特徴。
そのゆったりとした特徴を生かした使い方をすることで、足の健康維持にも貢献してくれます。
足の形は十人十色なので、ボリュームの有る無しに関わらず誰にでも履きこなせるところがいいですね。
迷ってしまうほどカラーのバリエーションが豊富で魅力的
定番といわれるナチュラルレザーの「ブラック」「ブルー」「ダークブラウン」、スエードの「モカ」「ミンク」「トープ」のほかに、毎シーズンごとに日本限定のカラーバリエーションがラインナップされます。
トレンドのカラーを取り入れたものから、過去に販売されたカラーの復刻などが特に人気で売り切れ必至です。
春夏は3月と秋冬は8月に入ったら季節先取りで、新商品を時々公式ページをチェックしたほうがいいですね。
ボストンのここがちょっと気になる
デメリットといえるほどではないですが、人によっては気になるところ。
レザー(革)なので手入れに多少気を使う
ビルケンシュトックに限らず、皮革製品の手入れはとても手間がかかりそうで躊躇してしまう方も少なくないです。
しかし、時間にして約3分でわかる手入れの基本を頭に入れておけば問題ないです。
簡単に言えば次の3点
- ホコリを取ってあげる
- 吸った汗を乾燥させるために休ませる
- 保湿をする
カカトが空いているので雨に濡れるし冬は寒い
つま先が覆われていてもサンダルに変わりはないので、跳ね返りがあるほどの雨には弱いですし、気温が低ければスースーはします。
しかしそこは厚手のソックスを履いたり、雨が降るとわかっていれば使用を控えれば良い。
ボストンが濡れるのは構わないけど、濡れたまま履き続けると傷んでしまうから注意しないとね。
つま先が覆われているから蒸れやすい
つま先が覆われていて、かつ足との空間が保たれていないことで空気の循環が悪く蒸れてしまいがちです。
これは季節問わず冬でも厚手のソックスで武装して、暖房がかかった室内や車内で使用していれば、夏とそんなに変わらず起こりうることです。
素足だとソックスの汗を吸ってくれる役割が減る分さらに蒸れを感じやすくなります。
ボストンが蒸れないように使用するためにはどうしたらいいのか
私も15年愛用しているが、結論から言うと
- 直射日光の影響を受けにくい色、スエードのトープにする
- ローテーションして同じのを毎日履かない
- ソックスを見直す
1つずつみていきます。
直射日光の影響を受けにくい色、スエードのトープにする
色だけで言えば、白が一番直射日光の影響を受けにくく、逆に黒が熱を持ちやすいというのはご承知かと思います。
白を使えば一番良いのかもしれませんが、常にラインナップされているわけではないので入手しにくい点と、普段使いにするにはちょっと汚れるのも気になるし難しい色なので選択から外しました。
次に白に近くて通常入手しやすいカラーというと好き嫌いはともかくとして、「スエードのトープ」になります。
一般的に「スエード」と聞くと秋冬物のイメージが定着していますが、それはブーツに使用されているのが多いからかもしれませんね。
実際はデッキシューズなどのスリッポンにもよく使われ、明るめの色は夏にも普通に履きこなします。
また、毛を起こすことでスムースなどの表面が光沢あるものよりも空気を含みやすく通気性もアップします。
ローテーションして同じのを毎日履かない
ボストンを毎日履きたいと思っているのに履くなとはどういうこと?
それは、数足をローテーションで履きましょってことです。
ビルケンシュトックのフットベッドは足を快適な状態に維持するために、あえて汗を吸収するように足に当たるところを革にしています。
さらにその吸収された汗を中に編み込まれたジュート麻などの天然素材へ分散させ、足に当たる表面から湿気を無くすように設計されています。
しかし、長時間履き続けてさらに休ませることもなく、次の日もまたその次の日も汗を吸わせるにはやはり限界があるのです。
そのためコップに注ぎ続けた水が溢れ出るように、フットベッドの表面もついに湿ったままの状態に陥ります。
そうなると複数の素材を何層も重ねて作られているフットベッドがもろくなり崩壊の危機にさらされます。
このような状態になる前に乾燥した状態に一度リセットさせてください。
そのためには風通しの良いところで陰干しするのが最低丸1日は必要です。
毎日履きたいなら3足をローテーションするぐらいの余裕を持ちたいところですね。
蒸れとセット?足の臭いが気になるなら
足の臭いの正体は、汗とミックスされる雑菌が繁殖してしまうから、というのはもう皆さんご存知のことと思います。
雑菌自体は誰の足にも住みついているもので、私たちの皮脂や垢を餌として繁殖しています。
高温多湿を好むという性質から、靴内環境は絶好の住みかとなりますね。
臭いの原因を抑えるためにできること
- 足を清潔にする
- 同じ履物を履き続けない
- ソックスを通気性のいいものにする
- 消臭スプレーで対策
足をきれいに洗うというのはもちろんですが、爪を正常な長さに揃え周りの爪垢も落とします。
お風呂に入った時など床と接するスレスレの場所の皮膚にできることが多い角質を擦って落とします。
お湯でふやけていれば手の親指でこすればある程度落ちますが、すでに厚くなっているようでしたら市販の角質取りを使用しましょう。
同じものを履き続けることで、乾燥させる隙を与えず常に湿った状態となるのは雑菌に好都合。
数足ローテーションして履くことで、靴内の湿度を低く抑えることができます。
デオドラント効果のあるものや、吸湿性に優れたソックスも数多くありますので、使用する状況に合わせた選択で足を蒸れた状態から解放させてあげましょう。
同時に速乾性も持ち合わせたものを選択すると足がサラサラ快適な状態が保ちやすいです。
手軽に消臭することができるアロマタイプのスプレーは秀悦。
香りでごまかすというのと違い、天然のアロマ成分が臭いの元と化学反応を起こし無臭化します。
さらに抗菌作用もあるので定期的な使用で雑菌の繁殖も抑え臭いの元を無くすのでおすすめです。
最後に
今回は、自分もほぼ毎日愛用しているビルケンシュトックのボストンを蒸れやすい夏も含め年中使用するための方法を解説しました。
でも何も無理してボストンを猛暑の中、がんばって履く必要ないじゃないかと言われてしまいそうですね。
もちろん他のサンダルも履くわけですが、歩きやすさや履き心地も含め、個人的にボストンが最高だと贔屓していることから記事にしてみました。
ボストンの良さをもっと広めたいのです。
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