200年以上も昔から人々の足の健康を第一に考え設計されてきたドイツのコンフォートシューズメーカーの【ビルケンシュトック】
メンズ・レディースはもちろんキッズにも人気の秘密は、履くほどに馴染んでくるオリジナルのフットベッドです。
フットベッドは人間の骨格と歩行メカニズムを高次元で融合、最大限リラックスした身体バランスを保ちます。
そのため長時間の使用にも疲れにくく、さらには身体のバランスを整え改善してくれる効果もある優れたものです。
今回はビルケンシュトックの一度は履いてみたい、ベストセラーのサンダルと靴をご紹介します。
ビルケンシュトックのサンダルや靴が人気の理由
履いて気持ちいいし、歩いて健康になるからビルケンシュトックを選ぶのです。
フットベッドが履き心地を決める大事な要素
フットベッドの形状で特に重要なのは深いヒールカップです。
この部分にカカトをすっぽり収めることで、踵骨(かかとの骨)のグラつきを抑え、不安定な下半身をサポート、さらに身体全体のバランスを保ちます。
一般的によく見るのは、このかかとサポートの無い土踏まずだけ盛り上がらせている中敷では、単に気持ちいいだけか、もしくは違和感でしかないものになります。
かかとのグラつきをしっかり抑えることで、土踏まず、いわゆるアーチのサポート効果が十分発揮されるのです。
加えて横アーチ(指の付け根ライン)のサポートも同時に違和感なくできるのはこのフットベッドの特に素晴らしいところです。
このフットベッドに使用されている素材はコルク、ラテックス、ジュートなどの最高の天然素材のみ。
それは足の蒸れを抑え、常に快適に保つために必要な通気性を確保するには、何層にもサンドイッチされた高級グレードの素材が必要不可欠なためです。
さらにこの天然素材は、使い込むほどに使用者の足型に馴染むように変化し、至極のフィット感を生むのです。
- 素足で砂浜を歩いているような足指の自然な運動も促されエクササイス効果が期待できる
- 適度な運動によって血流も良くなり身体をリラックス状態に導く
ビルケンシュトックは日頃の何気ない使用をするだけで、ちょっとした運動と同時にリラックス効果をもたらす、とても欲張りなサンダルです。
ビルケンシュトックのサンダル人気モデルの中から4つ厳選
【Zurich】チューリッヒ
1966年に誕生した2代目モデルの「チューリッヒ」は、甲の広範囲をホールドする2層のストラップとダブルバックルが特徴的。
足当たりが良く、安定した歩行をサポートしてくれます。
甲のサポートが多いので足の露出が少ないことで上品な印象を与えます。
また質感の良い上質な本革を使用しているので、サンダルながら長時間の歩行にも足に負担をかけません。
【ARIZONA】アリゾナ
重厚なイメージのチューリッヒに対して、2本のストラップが軽快で涼しさを表現しているのが「アリゾナ」です。
今ではよく目にする2本ストラップのサンダルですが、このアリゾナが国境を超えて世界中の定番サンダルの基礎を作ったといえます。
ホワイト系で夏のリゾート感を演出するもよし、ソックスのカラー合わせ通年で上手にコーディネートするもよし、一番使い回しのきく飽きのこないデザインです。
ウォッシャブルで気軽に履けるeva(エヴァ)モデルも評判良し
「ビルケンシュトック EVA」は、2014年の発売開始以降、メンズ・レディース・キッズ、そして全ての世代に大好評です。
まるごと洗えるウォッシャブルというのが一番のポイントですね。
さらに履き心地がソフトなので初めての方でも安心してお使いいただけます。
【Florida】フロリダ
オープントゥの3ストラップモデルの「フロリダ」は、よりスマートな印象を与えるスッキリしたデザイン。
細かく調整できるストラップが特徴的な足であろうとぴったりフィッティング可能です。
シーズン毎に花柄やトロピカルなデザインされたものがよく発表されますので、柄物が好きな方は各販売サイトを要チェックですね。
【Madrid】マドリッド
ワンストラップのシンプルなデザインの「マドリッド」
足を覆うストラップ面積を極力減らしたのは、足指を上手に使わなければサンダルが足についてこない設計としたため。
つまり、歩くたびに足や脚部の筋肉を鍛えるトレーニングサンダルの位置付け。
歩こうとして蹴り出した時、かかとはフットベッドから上がり、足の指は伸びて地面をつかもうとします。
この時、脚とふくらはぎの筋肉が緊張し、そしてかかとがフットベッドに着地すると、緊張していた筋肉がゆるみます。
この緊張と弛緩(ゆるみ)が自然に交互に行われることによって、トレーニング効果が生まれるだけでなく、歩行の際にミルキングアクションが起こり、血液循環が促進されます。
足指の筋肉はふくらはぎに関連付いているため、足指のつかみ動作はふくらはぎの筋肉トレーニングのもなるのです。
足の血行が良くなり、同時に筋肉が鍛えられるため関節にかかる負担も軽減されるような効果が期待できます。
ルームシューズやちょっと履きにとても人気があります。
「トレーニング効果」と聞くとちょっと敬遠されがちですが、開放的でリラックス効果が高いため、愛用者が多いです。
ビルケンシュトックのバックストラップ付サンダルで支持されている3タイプ
【Milano】ミラノ
2本ストラップモデルのアリゾナにヒールストラップをプラスしたモデル。
そう簡単に言ってしまうと何だか飾りと勘違いされそうですが、ヒールストラップをプラスしただけで、そのフィット感は何倍もUPします。
太めのストラップは面で支えるために靴擦れも起こりにくく、長距離の歩行に向いた作りとなっています。
脱ぎ履きの多い場面には向かないが、靴ではなく開放感も欲しい、そして「今日は歩くよっ!」ってときに最高です。
【Rio】リオ
幅広いコーディネートに対応できるシンプルなデザインの「リオ」
足首をしっかりホールドするアンクルストラップつきのレディースモデル。
「リオ」はストラップで足首でホールドするタイプですが、内側のくるぶし付近のリベット金具の部分でヒールストラップが動くように出来ています。
それはカカトが持ち上がった時や、それぞれのかかとの形状に変化するように設計されているためです。
それにより足首はしっかり固定されて駆け足できるぐらい安定しているにも関わらず、窮屈な感じがなくやさしくフィット。
見た目も使い勝手も「ちょうどいい」という言葉がぴったりのバランスが取れたモデルが「リオ」です。
【Bali】バリ
アンクルストラップモデルの中でも肌の露出が多いエレガントなモデルの「バリ」
トゥストラップのくりぬきが繊細さを与え、気品溢れるエレガントな仕上がりになっています。
カジュアルからシックまで応用の効くデザイン。
オリジナルの素材「ビルコフロー」なら、肌触りも柔らかく履いた瞬間からフィットします。
- ビルコフローとは?
- ビルコフローはビルケンシュトックオリジナルの素材です。
上層は革のような構造で下層には柔らかいフリースが組み込まれています。
そのため肌触りが柔らかく、履いた瞬間から肌になじむようになっているのが特徴です。
ビルケンシュトックのクロッグでコーデに必須はこの2モデル
【BOSTON】ボストン
丸みを帯びたボックストゥが魅力の「ボストン」は、オールシーズンで活躍してくれる着脱が容易なクロッグタイプ。
さまざまなコーディネートに対応する普遍的なシルエット。
スエードレザーの多彩なバリエーションのほか、シーズン毎に追加されるカラーリングと素材のバリエーションが豊富。
たくさんありすぎて選ぶのが迷ってしまうところ。
甲のベルト部分以外は極めてゆったりしているところから、「マドリッド」に近いエクササイス効果も実は期待できます。
ビルケンシュトックのフットベッドの特徴を最大限生かすために設計して辿り着いたカタチとも言えます。
1978年の発売以来ベストセラーを続けているのは、ユーザー満足度が高くリピーターも多いことからも納得できます。
【Rowley】ローリー
レディース向け定番クロッグの「ローリー」は、バレエシューズのような愛嬌のあるルックスが人気。
無地や柄のソックスを合わせて自分なりのスタイルを楽しめます。
元々【Birki’s】ブランドから発売されていましたが、2020年から久しぶりの登場は【BIRKENSTOCK】ブランドからでした。
クロスストラップが特徴で発売以来ずっとレディース定番の人気を誇っています。
ビルケンシュトックのシューズタイプはこの2つあればOK?
【LONDON】ロンドン
クロッグの気軽さにホールド感をプラスしたシューズタイプの【ロンドン】
夏は素足で、冬はソックスと合わせてオールシーズン履けるモデル。
1986年にビルケンシュトック初のシューズタイプとして誕生した「ロンドン」
ベストセラーの「ボストン」にベルトと一体化したカウンター(かかとまわり)をプラスした形が、ミニマルで幅広いコーディネートに対応します。
かかと部分が擦れるのではないかと心配な方は、初めから馴染みやすいスエード素材を選ぶといいですよ。
スムースレザーモデルは、よりしっかりサポートされ安定感抜群です。
【MONTANA】モンタナ
履き心地もよく、独創的で存在感のあるデザインがコーデの幅を広げる【モンタナ】
ビルケンシュトックはサンダルだけじゃない!
サンダルの履き心地の良さをそのまま継承し、靴だからといって変な圧迫感がないのでファンが多いです。
このモンタナは独特なシューレースの通し方と、シューズの前後をリベット金具のみでで接続された唯一無二のデザイン。
ビルケンシュトックオリジナルの上質な分厚い一枚革でシンプルに構成されていますが、サポートで重要なポイントであるかかと部分は折り返して補強を加えて、効果的なデザインアクセントとなっています。
モンタナのメンテナンスお預かり品から見るカラーバリエーションと特徴
ビルケンシュトックみんなが選ぶトングサンダルBEST3
【RAMZES】ラムゼス
1983年に古代エジプトのサンダルから着想を得て考案されたトングタイプの【ラムゼス】
ワイドなストラップでホールド感を高くしました。
白・黒・ダークブラウンのビルコフローモデルに加え、シーズン毎に限定カラーが発売されるので要チェックです。
【GIZEH】ギゼ
細身のTストラップがシンプルな【ギゼ】
「ラムゼス」との違いはこのストラップの幅によるところが多い。
シーズン毎のカラーリングは「ギゼ」の方がよりレディース好みと言える。
ラムゼス同様にトング部分がビルケンシュトックオリジナルのパーツでできています。
トングが指の間に食い込んで痛くなる心配をしている人は、甲のベルトで足が前に行きすぎないように調整をすれば大丈夫。
【Mayari】マヤリ
ビルコフローの柔らかい肌触りの細いストラップをそのまま指にはさむサムホルダー型の「マヤリ」
トングタイプが苦手で指の間が痛くなるのを心配して今まで敬遠していた方にもおすすめです。
ストラップが細めでスマートに見えるデザインが、メンズ・レディース問わず人気です。
スリッパのように履けるビルケンシュトックのルームシューズ
ビルケンシュトックの室内履きといったら【アムステルダム】
人間の足本来の機能を発揮させるフットベッドを、屋内でも使用できるように生まれたのが「アムステルダム」です。
足をしっかりホールドし、歩行時の姿勢を正しくキープするビルケンシュトックの機能性はそのままに、気軽に履けるところが人気の秘密。
つま先を解放して足趾(指)に自然な動きを促すフットベッドを肌当たりのよい縫い目のないワンピースのアッパーで覆うことで、シューズと足との一体感をアップ。
さらには、床材に配慮した屋内専用のアウトソールを採用し、インドア用としての工夫を取り入れています。
アッパーには通気性に優れた3mm厚のフェルト素材を採用し、耐久性にもこだわっています。
履き心地を追求し、日々の生活に寄り添うビルケンシュトックのルームシューズです。
普段履きのビルケンシュトック サンダルをルームシューズにリメイクも
普段履きにビルケンシュトックを使用していたら、オフィスや室内でもその快適なサンダルを履きたいと考えるのが自然な流れでしょう。
以前は「アムステルダム」のようにルームシューズ専用という位置付けのサンダルは無かったので、室内で履けるようにソールを加工して室内の床に傷がつかないようにしたり、歩く音が気にならないような素材に張り替えたりしていました。
普段から勝手のわかっているサンダルをそのまま室内に持ち込むので、違和感なく朝から晩まで足元を支えてくれるわけです。
使用する環境によってモデルの選択を考えた方がいい
実はフェルトやウール系の素材をよく修理していたことを知っているユーザーさんは、耐久性に少々不安のあるものを選びません。
ビルケン【フェルト・ウール系素材のトラブル】穴があいてしまうことも
そのため未だにクラシックなサンダルを室内用にリメイク依頼する人は少なくないです。
キッチンや自宅リビングの狭い範囲で履いている分には問題ないですが、広いオフィスなどで多くの移動を伴うなど、パンプスや靴の代わりに使用するような環境ではアッパーの素材やモデルを考えた方がいいです。
また、「アムステルダム」はベルトの調整ができないので、ゆるかったらソックスで調整したり、逆に窮屈だったら無理やり履いている場合もあります。
窮屈なアッパーが徐々に伸びてフィットすることは期待しないで、よくサイズを確認して購入しましょう。
通販の場合サイズ交換可能なところで選びたいものですね。
大切なサイズ選びについて
ジャストなサイズをお選びいただくことは、ビルケンシュトックサンダルの最大の特徴であるフットベッドの効果を得るために必要不可欠です。
納得いくまでゆっくり選びましょう。
また、不安がある場合はぜひ積極的に質問して問題を解決してください。
フィッティング
- ベルトを全て開きます
- フットベッドの上へ足を置きます
- ベルトを締めてカカトをあげてサンダルを曲げてみます
- 足とフットベッドの輪郭がぴったり合っていますか?
- 足の裏の感覚と土踏まずなどの盛り上がりが、大きな違和感なく合っていますか?
- 甲のベルトを最初に締めます
- きつく締めすぎると、歩行の際必要以上にフットベッドが持ち上げられて湾曲してしまいます
- 効果を発揮できなくなりますので、指が入るぐらいのゆとりが必要です
- ゆっくり歩いてみましょう
- 違和感がないか確認しましょう
違和感とは:痛みが伴う、局部的に圧迫感がある、擦れるなど単に歩きにくいというのは、慣れるにしたがって歩行矯正されて解決する場合が多いです。
ただし、人によって感じ方に差がありますので、こちらの記事も参考にしてください。