1966年にビルケンシュトック サンダルの2ndモデルとして誕生した「チューリッヒ」
足の甲からつま先にかけてしっかり包み込むように覆うストラップがフィット感抜群で、長い時間の歩行にも安心して使用できます。
その特徴、素材の種類、履き心地からメンテナンスに至るまで、半世紀以上も愛され続けてきた理由をご紹介します。
ビルケンシュトック チューリッヒとは
サンダルなのに抜群の安定感
ビルケンシュトックのファーストモデルの「マドリッド」はつま先だけのストラップが付いているだけのシンプルなサンダルでした。
しかし2ndモデルにあたるこの「チューリッヒ」は真逆のコンセプトでダブルモンクストラップシューズを思わせるデザインで、つま先から甲の上までしっかり覆われた1枚の大きなストップが1番の特徴です。
アリゾナのようにストラップが前後2つに分かれたものと違い、足全体をしっかり抑えフットベッドが吸い付いてくるような履き心地が秀逸。
まるでウォーキングシューズのように疲労感なく快適に長距離を歩行することが可能なモデルです。
快適な歩行を約束するオリジナルフットベッドが最大の特徴
まるで砂浜につけた足跡のような特異な凹凸をもつビルケンシュトック独自のフットベッド形状が、快適な履き心地を提供してくれます。
コルクやラテックス、ジュートなどの自然素材をバームクーヘンのような層に重ねたフットベッドは、汗をよく吸いムレにくく、また履き込むほどにフィットする形状に馴染むように出来ています。
「チューリッヒ」の足全体を包み込むダブルバックルの一枚ストラップとの相性も抜群で、フットベッドの機能性を発揮するためのフィット感がとても優れています。
チューリッヒのアッパーレザーは素材のバリエーションとカラーで色々なコーデを楽しめる
チューリッヒのベルトは面積が大きいので、豊富なカラーや素材によって違った表情が楽しめるところも人気の理由です。
単色のものもあれば、内側と外側で素材やカラーの変化をつけたツートンバージョンもいい感じです。
定番以外のカラーはシーズン毎に発表がありますので、公式サイトでチェックしてください。
カラーのバリエーションが多く出ていますので、どれにしようか迷うところですが、ベルトに使用されている素材の印象で、自分のスタイリングにマッチさせるのがコーデのコツですね。
ちょっとカチッとした印象を与えツルッとした光沢のある素材です。
ナチュラルレザーでもライトブラウン系のものは履き込むほどに渋みを増して色の変化を楽しめるものです。
ちょっと粗いモコモコした感じの毛羽立ちが特徴のスエードレザーは、やわらかい印象を与えることから女性にも人気が高いです。
見た目の印象で足がムレてしまうような素材に思われがちですが、ナチュラルレザーより通気性があります。
また、毛足が長いおかげで意外に水を弾きやすいので、撥水スプレーをすることで雨にはめっぽう強くなりますのでオールラウンドに使いこなせます。
チューリッヒのコーデはラフな感じが相性良し
どんな組み合わせでも自分が思うがままに合わせればそれでOK!あなたが自由に決めればいいのです。
でも人目が気になるなら、BENEXYさんのファッションコーディネートが参考になりますので、どうしたもんか悩む方はチェックしてみてください。
チューリッヒはメンテナンスも可能です。自分でも挑戦してみよう!
ビルケンシュトック チューリッヒを始め、全てのモデルは数種のパーツを組み合わせて作られています。
そのため一番消耗が激しいソール交換はもちろんのこと、履き心地に影響するコルクのヘタリや割れなどにも修理対応可能です。
バックルが錆びたものを交換したり、アッパーの汚れをきれいにクリーニングすることも朝飯前です。
似たようなサンダルとの価格の違いは、メンテナンス可能な設計によるところが大きいです。
何度も何度も修理・メンテナンスして履き続けるユーザーさんがたくさんいます。
つまりそれだけ足に馴染むので長く履き続けたいと思うからです。
ビルケンシュトック-メンテナンス-快適な履き心地を長く維持するためにできること
サイズ感が大切、正しく選んで快適歩行
どんなに機能性に溢れ、おしゃれで履き心地が良いという評判のビルケンシュトックでも、正しいサイズを選んで履くことが何より大切です。
特にチューリッヒはしっかりベルトで甲を押さえて履くタイプです。
そのため微妙なサイズ違いでフィット感が変わってしまいますので、しっかり吟味したいところです。
サイズ感の選択を誤ることで、ビルケンシュトックが足に悪いと言われてしまったり、痛いのは慣れるまでしょうがないというような誤解をも招くこともにもなりかねません。
ちょっと気になる方はいま一度ご自身の足を測ってみて下さい。
まとめ
安定感のあるしっかりフィットのサンダルが好き!
靴のように歩きたいけど通気性や開放感が欲しい!
そんな方にピッタリなのが「チューリッヒ」です。
この上ない履き心地をぜひお試しください。