【ビルケン 洗い方】自分で簡単に出来る手入れをわかりやすく解説

ビルケンシュトックの洗い方

プロのサンダルのクリーニングはきちんとした手順を踏み、タイプや素材の種類そして傷み具合によってもそれぞれに合った方法で作業しますので、当然ユーザーさんが満足できる仕上がりになります。

修理をプロに依頼すれば話は簡単ですが、底がまだ減っていないし買って間もないのに汚れてしまうことってありますよね。

  • 愛用のビルケンシュトックの汚れをなんとかしたい
  • 修理に出そうか迷っている
  • 自分でクリーニングしたいので洗い方が知りたい

プロに頼むほどでもない状態だけど、ちょっと汚れが気になってしまう。

そんなあなたに、快適な履き心地を長く維持するためにできる、自分でビルケンを洗う方法をわかりやすく解説します。

https://muuworks.com/maintenance/how-to/

自分でビルケンシュトックのクリーニングをしてみようと思った時に知っておいた方がいいコト

ビルケンシュトックは本当に濡らして大丈夫なのか?

気になる汚れというのは、ちょっとこすったり濡れタオルで拭いてみたりしても落ちるようなものではないことが多いですよね。

そのような場合は思い切って洗ってしまうのが得策です。

でも「濡らしてはダメ」というウワサを聞いたことがあると、やっていいものかどうか心配になりますよね。

でも大丈夫です!

極端な話、ずぶ濡れになっても問題ないです。

ただし次の3点に注意して下さい。

濡れた状態で無理な力を加えない

全体に水が染み渡った状態でベルトやアッパーの素材が引っ張られると接着が剥がれてヨレヨレになりやすくなったり、数種類の素材をバームクーヘンのように重ねて作られているフットベッドの積層が分離してしまったりすることで、本来素材が持っている快適性も損なわれてしまう原因になります。

濡らしてもいいけど取り扱いは丁寧にする。ということです。

乾かすときは新聞紙などでベルトやアッパーが型崩れしないようにする

革は一度濡らしたら乾かすときに固定されていた形にクセがつきやすいです。(実際靴をつくる工程ではその性質を利用しています)

洗ってから乾燥させるときの形を新品状態に近付ける為に、水分も吸ってくれる新聞紙などをクシャクシャに丸めて中に突っ込んで形を整えておきます。

半分乾いた頃になると新聞紙に多くの水分が吸われて小さく萎んでいるのが確認できるので、そこで新しい新聞紙に詰め替えてもう一度形を整えて完全乾燥させればOKです。

直射日光&高温厳禁、陰干しでゆっくり完全乾燥させる

雨に打たれても、自分で洗っても濡れたら乾かすにはたっぷり時間が必要。
お気に入りで毎日使っていたものであれば、すぐに使いたいところだけど、そこはグッと我慢。

パッと見た感じ乾いているようでも実は表面のみ乾いただけで、フットベッド内部まで水分が浸透している場合があるので、もう一日養生してから使い始めましょう。

しかし我慢しきれず急速乾燥してやれとばかりに直射日光をガンガン当ててしまうと、革が収縮して固くなってしまいます。
そうなると肌触りも悪くなるしフィット感も変わり以前のお気に入りとは別物になってしまうこともあるので気を付けましょう。

さらに真夏の車の屋根の上やトランクの中もメンテナンスにかかわらず放置するのはNGです。
高温になりすぎると接着剤が溶け出し勝手にバラバラに分解してしまう事故が起こります。

高温ダメ絶対!

ビルケンシュトックを素材や種類別に洗う方法を解説

種類は大きく3つに分かれます。

モデルによっては2種類の革をコンビで使用されているものもありますが、部分的に洗い方を変えればOKです。

作業で使う道具類は「これだけで十分【ビルケンの手入れグッズ一覧】」で確認できます。

ビルコフロー、パテント(エナメルっぽい艶アリ)など合皮の場合

ビルコフロー
ビルコフロー
ビルコフローパテント
パテント

ベルトはバックルから外して隙間に付着した汚れも見逃さずに落としましょう。

基本的に丁寧にやりたい方とパテントの場合はモウブレイ・ステインリムーバーをウエス(タオル)に染み込ませ、ゴシゴシ汚れを擦ってきれいに落とします。

その時ウエスが汚れてきたらキレイな場所に変えて使ってください。

汚れたまま使用すると逆に汚れが付着してしまいます。

ガンガンやりたい方の場合は、激落ちくんに代表されるメラミンスポンジに水を含ませ擦ってください。

白のベルトだとビフォー・アフターの違いに驚くはずです。

ただし、プリントのロゴも擦れば落ちてしまいますので、気になる方はその部分をうまく避けて使用しましょう。

もしも表面の光沢が多少失われた感じになってしまったら、気になる方は光沢を出すスプレーをサッと吹きかけましょう。

元のツヤが再現できます。

ツルっとした本革スムースの場合

BIRKENSTOCKで使用されている本革スムースは特に厳選された厚手のしっかりしたものになります。

多少粗末に扱っても使い物にならなくなることにはなりませんので初めての方でも思い切ってやってみてください。

スムース革
スムース革

手順は丁寧にやりたい方の場合は、まず靴用ブラシで表面や細かい隙間に付着した埃を飛ばします。

その後モウブレイ・ステインリムーバーをウエスに染み込ませて汚れを落としてください。

それだけでキレイになった場合は革の色に応じたクリームを塗って再度ブラッシングします。

艶を出したい場合はちょっとだけ水を付けてキレイなウエスで磨くと光沢が出ます。

さらにさらに撥水スプレーをしておけば汚れも付着しにくくなりますのでオススメです。

もう汚れも激しくガンガンやっても問題ない場合や、雨で濡れて染みてしまったり、革の表面のしっとり感がまったくなくなっている場合は、最初から水を使って洗ってしまうことにします。

革洗浄用のサドルソープをモウブレイ・クリーニングスポンジを使って水で泡立てます。

その泡で革の表面を全体的に軽く擦っていきます。

泡立ちが良いと細部の汚れも浮き出してくるので根気よくやってみましょう。

その後水ですすいだきれいなスポンジで浮いてきた汚れと泡を吸い取っていきます。

最後にタオルなどで水分をふき取りしっかり自然乾燥させましょう。

ちょっと目立っていたシミや塩分の白濁などがすっきり落ちていると思いますので、先ほど同様にクリームとブラッシングで補色・保湿・艶出しで終了です。

ザラっとしたヌバック、モコっと毛の長いスエード・ベロアの場合

スエード・ベロア
スエード・ベロア

質感がザラッとしたヌバックは元々革の表面をわざと荒らして作ってるものなので、汚れてしまった時には気兼ねなく再び荒らしてやればキレイになるのです。

とにかく思い切りが大切。

何を使ってどうやるかというと、実はホームセンターなどで普通に売っているサンドペーパー(紙やすり)で擦ってやれば良いのです。

細かいことを言えば荒さの番手は#240で色がグレーのものがいいです。

右:ヌバックをサンドペーパー#240で擦った後
右:ヌバックをサンドペーパー#240で擦った後

これを使うだけで毛並みも揃いほとんどキレイになってしまいます。

そのままでも良いように思えますが、ここから革をリフレッシュさせるために水を使ってシャンプーしていきます。

洗い方の手順


モウブレイ・クリーニングスポンジに水を含ませ革全体に水分をたっぷり含ませます。(革の色が変わるぐらいしっかり)

浸透したところで今度はスポンジにスエード&ヌバックシャンプーを染み込ませよく泡立たせます。(グニグニ揉む)

その泡を全体にまんべんなく広げて円を描いてナデナデするようにスポンジを動かし汚れを浮き上がらせます。

最初から頑固な汚れが一部確認できる場合は専用のクリーニングブラシで同じように擦ってあげます。

濡れてもしっかり乾かせば大丈夫
濡れてもしっかり乾かせば大丈夫! フットベッドも同じ要領ですよ

一通り汚れを浮き上がらせたらスポンジを一旦水ですすぎ、キレイにしたスポンジで汚れのついた泡を吸い取っていきます。

全部吸い取ったら型崩れしないように新聞紙などを突っ込んで完全乾燥させるまで陰干しします。

乾燥後は革の通気性が良くなり毛穴も開いた状態になっているので、保湿することで良好な状態が長持ちするようにします。

ウォーリー・スエードカラーフレッシュスプレーをタップリ吹きかければ最高です。

ちなみに丁寧にやりたい方はサンドペーパー#240のところをツイストワイヤーブラシを使用していただければOKです。

ビルケンシュトック特有の悩み?フットベッドに黒くついた足跡、汗染みの洗い方

フットベッドについた足跡は汗をよく吸ってくれた証で、ホコリも含んでいるために黒ずんでしまいます。

そのため革は目詰まりを起こし通気性は無くなり足裏の環境は悪化します。

もし新品の頃より足が蒸れやすく感じるとしたら、原因は汗を吸いにくくなってしまったからです。

【クリーニング手順】

再び通気性を改善させるために汚れを取る

汚れの付き具合にもよりますが、黒く足跡が付いて表面がツルツルしている場所にはサンドペーパー#240を使ってペッタリ寝てしまった毛を擦って起こします。

よほど頑固な場合はもう少し目の粗い#120に番手を使用してください。

もしサンドペーパーを使うのが怖い、勇気が出ない場合はスエード用のツイストワイヤーブラシを使って汚れを掻き出します。

徐々に白っぽく変化してくると思います。

寝てしまった毛が起き上がったサインです。

ブラッシング

ここで一度ブラッシングします。

毛を立ち上がらせ汚れを浮き上がらせたので、ブラシを使って除去します。

100均のものでもいいですし、ツイストワイヤーブラシならさらに細かいホコリに対応できます。

ブラッシングしてみてまだ黒ずみが残っている場合は、その部分を再びサンドペーパーで擦って毛羽立たせます。

ブラッシングしてみて全体的に明るい色に変化したらOKです。

クリーナーを使ってシャンプー

その後は水とスポンジorクリーニングブラシ、スエード&ヌバックシャンプーで泡を使って洗う方法と同じ工程になります。

メモ

ハイパークリーンを使用すると洗浄効果もさらに強力ですし、頭の部分がブラシになっているので作業が簡単になります。

さらにスニーカーの頑固な汚れにも効き目抜群で素材を選ばず使用できてお得です。

そしてしっかり乾燥させた後はウォーリー・スエードカラーフレッシュスプレーをふりかければ完成です。

スプレーしなくても使用は可能ですが、洋服の洗濯に使用する柔軟剤と同様に仕上がりのフカフカ感に違いが出ます。

ベルトやアッパーがヌバック・スエード・ベロアなどでしたらどちらにも使用可能ですのでオススメです。

またデオドラント効果のあるミストを使用することで、抗菌効果が持続し爽やかな香りが玄関や収納場所を包みます。

最後に

今回は汚れたビルケンシュトックを自分でキレイにするための洗う方法を解説しました。

説明を読むとなんだか面倒な感じに思えるかもしれませんが、頭の中で工程をイメージしてそれぞれに使用する道具を揃えさえすればOKです。

あとは思い切りが大切だということです。

メンテナンスせずに放っておいたサンダルも試しに洗ってみて、予備として使えるようにするとか、チョット履きに用途変更してみるとか。

まだまだ使い道はあるはずですから、ぜひ一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

でも、こんな面倒なことやってられないよ〜って方は、素直にプロにお任せするのもアリですね。