靴の外側が減るのはなぜか?100均インソールを使って改善

靴のカカトの外側が減る

靴のカカト外側がどんどんすり減ってきて、気が付かないうちに傾いたまま歩いていることがよくあるんです。

  • 靴のかかとがすり減るのを防止したい
  • 靴が早くダメになるのを防ぎたい
  • 靴底がすり減るのがもったいない

このような方のための対策を解説いたします。

100均の中敷をちょっとDIY加工して靴のかかと外側が減るのを改善する方法

なぜ靴の外側が極端に減るのか

靴の外側が減るというのは、自分の足の形や歩き方がおかしいと思っている方がいるかもしれません。

しかし、理想的な歩行をする方であっても実は正常なことなのです。

それは通常の歩行のメカニズムからわかります。

かかと着地

骨格の作りから正常な場合はカカトの外側から着地する

体重移動

小指の付け根方向に向かってから、足裏全体に乗る

蹴りだし

前に進みカカトが上がるタイミングから、親指付け根方向に移動してつま先から抜ける

カカトから着地している時は自分の感覚では真っすぐだと思っている方が多いかもしれませんが、よほどの内股でない限りは、通常外側から着地します。

ただし、いわゆる極端なO脚と言われる方の場合は、外側よりもっと横の方が着地ポイントになってしまう場合が多くなります。

そのため靴の外側の減りが極端になり歩行の積み重ねでどんどん減っていくことになるのです。

その場合は次のように対処した方が良いです。

靴の外側が減る改善方法には2つの考え方がある

  1. 足(脚)の見た目を良くしたい場合
  2. 靴が減らないことが優先の場合

足(脚)の見た目を良くしたい場合

人の目が気になるのは当たり前。

足をスラっと真っすぐに見せたい!

そう思う気持ちもよくわかります。

そんな時は中敷きの外側を厚く盛り上げる方法が一般的です。

ダイソーなどの100均の靴関係のコーナーに行くと、インソールを始めメンテナンス用品がずらり取り揃えております。

その中から今回は「ダイソーO脚用ジェルパッド」と「高反発スポーツインソール」を選びました。

それぞれの使い方を説明します。

その前に入れる靴のタイプを確認して下さい。

  • 中敷が取れるタイプ
  • 中敷があるがくっ付いているタイプ
  • 中敷のようなものは見当たらないタイプ

ダイソーO脚用ジェルパッド

ダイソー o脚用ジェルパッド
ダイソー o脚用ジェルパッド

まずは袋に書いてある説明をよく読みましょう。

取り付け方法が書いてありますが、よく読まずに間違って装着する方が非常に多いです。

特に健康に関わることなので、パッケージ裏表の注意書きをよく読みましょう。

裏面の説明
裏面の説明もよく読んでね

靴のタイプ別に正しく装着

  • 中敷が取れるタイプの場合

中敷の下に入れて段差が気にならないようにするのがいいです。

脱ぎ履きの際にも足が直接当たらないので取れてしまうことも回避できます。

  • 中敷があるがくっ付いているタイプの場合

ドライヤーで温めてその中敷を剥がすこともできますが、そのまま上に貼り付けてることも可能です。

その際は中敷についたホコリなどを取り除き、しっかり動かないように接着することが重要です。

歩きながらズレるようなことがあっては、使い心地も悪くなり不快になります。

動きにくい素材で出来ていますが、両面テープで接着した方が安心感がありますね。

  • 中敷のようなものは見当たらないタイプの場合

これはそのまま上からくっつけるしか方法はありません。

汚れを拭き取りきれいにしてから固定します。

そのままでも動きにくい素材ですが、両面テープを使うとしっかり接着できます。

高反発スポーツインソール

スポーツインソール
平らなインソールで厚みが3〜5mmぐらいあれば別のものでもOK

この一見何でもない平らなインソールを使う場合は、入れる靴のインソールが取り外しできるタイプを想定しています。

そして少しだけ加工しますので簡単な手順をみて下さい。

まずは元のインソールと同じサイズに線を引いてカットします。全面を使わないので、おおよそで大丈夫です。

次にカカトのカーブの始まりのところを左右線で結ぶ

それを半分にするように線を引く

カカトの内側の扇型の半分のところに印をつける

小指の付け根のラインと滑らかになるように直線を引く

最後に引いた線のところでカット

靴の中に動かないようにセット

セットする場所は足の外側(左足の場合は左側が高くなるように)が高くなるように取り付けます。

靴の中の外側のラインに合わせて動かないように両面テープを使用した方がいいです。

あとは元のインソールを中に戻して完成です。

靴が減らないことが優先の場合

これは上記の「足(脚)の見た目を良くしたい場合」と反対に取り付ければいいです。

つまり足の内側を高くする感じですね。

こうすることで、靴の状態が地面に平行の状態に近くなり、歩行の際のかかと設置も極端な外側への傾きがなくなりますので、靴の減りも抑えられるということです。

ポイント

足が外側に傾いて内側に荷重しにくくなっているのを補う役目と、歩行の際に靴のかかとが地面に平行になるように修正されて、カカトの片減りが少なくなる一石二鳥です。

簡単で効果のある歩き方を覚えよう

靴のカカトの外側が減るというのは必然的ではありますが、極端なときは歩き方に問題がある場合が多いです。

サンダルをつっかけてカカトを擦って歩くような感じ、足をしっかり上げていない、バタバタ音が大きいとかですね。

そんな方は筋力の低下で身体のバランスが崩れていることが考えられます。

効果的な足の運動もありますが、毎日まめに実行するのは面倒という方が多いですよね。

ですからここでは簡単な意識改革で効果のある方法を一つだけ。

ポイント

目線を遠めにして歩幅を普段より広く

ただそれだけで激変します。

  • 目線を遠くにすると背筋が伸びてスラっと見栄え良くなる
  • 歩幅を大きくすることで自然なカカト着地になる
  • 遠くまで足を運ぶということはガニ股や内股では難しいので勝手に改善される

ということです。ぜひお試しを。

まとめ

今回は靴の外側が減るのを簡単にインソールで対処するなら、100均の材料で十分対応できることを紹介しましたが、おまけで、100均よりもっとお手軽に試す方法を紹介。

裏ワザ

このぐらいの簡単な方法なら、実はダンボールを使っても可能です。

ダンボールで試すのが簡単
ハンマーで叩いて段差を潰し滑らかにする

また、ダンボールのいいところは失敗しても無料ですし、カットしたラインをハンマーで叩いて潰せるので、余計な段差を滑らかにもできます。

最後に、100均の商品パッケージの注意書きには次のようにあります。

注意書き

本品はO脚の方に履きやすい形状ですが、予防・改善を目的にしたものではありません。

治療用ではありません。

使用して調子が悪かったら直ちにやめて下さい。

その他

注意書き

このように、実際足と靴に悩みをお持ちの方が簡単に自己解決するのは難しいですよ、ということを間接的に言っているようなものです。

足と靴に不安をお持ちの方は、しっかりとしたメーカーの商品を使用するか、専門家のアドバイスを受けることを推奨します。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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