ビルケンシュトックとはなにか?
それは、フットベッドです!
「デザインはしていない、自然がつくりあげた」
生みの親、カール・ビルケンシュトックが言った、完成したフットベッドに対する言葉です。
これは、ヒトの足型にストレートに向き合うことで、必然的に生まれた機能美であるということを意味します。
1900年代当初、木製やメタル性のフットベッドが常識だった頃、革新的なコルク×ラバー製のブルーフットベッドを開発。
それが、ヒトの足の雛形と評価され、人類すべての足に最適にフィットするものと位置付けられました。
そして、このブルーフットベッドを元に改良を重ね、1963年にサンダル第一号が生まれたのです。
足の健康を第一に考えた構造
ビルケンシュトックの一番の特徴は、カカトをしっかりホールドする深いヒールカップのフットベッド。
自然素材のコルクとラテックスのフットベッドが、足をサポートし、疲労を軽減します。
履き込むほどに足に馴染む構造が秀逸です。
長時間の歩行にも耐える強度も兼ね備え、各パーツごとに交換可能な設計のため、メンテナンスにより足に馴染んだフットベッドを継続して使用することが可能となっています。
【BIRKENSTOCK】特徴・構造・足の健康・修理可能な設計
メンズ・レディース・キッズとすべての年代に愛される
ビルケンシュトックの種類は大きく分けると「サンダル」「靴」「インソール」となります。
開発当初は足の健康を第一に考え生まれた、一本ストラップのサンダル「マドリッド」のみでした。
その後、足に馴染むコルクの開発が成功したと同時に、統一されたサイズ展開が出来るようになり、誰もが知る二本ベルトの「アリゾナ」が誕生したのです。
サンダルなのにどこまでも歩きたくなる履き心地は人々を魅了していきますが、様々な用途で使えるように、つま先を保護するものが欲しくなるのも必然です。
そこで誕生したのがクロッグタイプの「ボストン」です。
この丸みを帯びた何ともかわいらしいフォルムも相まって、健康志向の方だけではなくメンズ・レディース関係なく、若者にファッションとしても取り入れられ人気に拍車をかけました。
そして毎年新しいモデルが加わり、同時に「パピリオ」「ビルキー」「フットプリンツ」などの姉妹ブランドも登場します。
【BIRKENSTOCKの種類】ブランド別の特徴とコンセプト
今まで発売されたモデルの数は100を超えてきますが、その多くは毎年販売されるシーズナルモデルというものです。
その他の定番モデルは、カラーリングを変えたりコラボしたりと、コーデしやすいようにその時代に合わせラインナップされ続けています。
まとめ
ビルケンシュトックの成り立ちをまとめてみました。
- 1900年代初頭に足の健康を第一に考えた、コルクトラバーの自然素材を使ったフットベッドを開発
- 強度と機能性を両立しつつ、メンテナンス可能な革新的構造
- ファッショナブル性も取り入れ、多くの人に愛されるコンフォートブランドへ成長